内容証明郵便とは
内容証明郵便と言うと、最近ではクーリングオフなどの有効な解決手段として、言葉だけは聞いたことがある方は大勢いらっしゃるかもしれません。しかし、実際に内容証明郵便を出したり、受け取ったりしたことがある方は少ないのではないでしょうか。
その為か、内容証明郵便を出せば法的な強制力が働いて、なかなか支払ってもらえない債務を簡単に支払ってもらえる、などというイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが、内容証明郵便そのものには、そのような力はありません。内容証明郵便を受け取ったからといって、その内容に従う義務はありませんし、回答する義務もありません。
では、内容証明郵便と通常の手紙などとでは何が違うのでしょうか。内容証明郵便を出すと、
- 誰が
- いつ
- 誰に
- どんな内容の
手紙を出したのかを、郵便局が証明してくれます。通常の手紙と異なるのはこれだけですが、うまく利用すれば大きな効果が生じます。
例えば、ある日、訪問販売のセールスマンがやって来て、言葉巧みに高額な商品を買わされたとします。後になって、クーリングオフできることを知り、解約を通知する書面を発送した場合、これが通常の郵便であったとしたらどうでしょう。書面が届いたことを業者が認めなかった場合、それを証明することができません。こんな時に力を発揮するのが内容証明郵便です。配達証明付きの内容証明郵便であれば、受取人に配達したことが証明されますので、業者は言い逃れることができません。
さらに、内容証明郵便はいつ出したかが、はっきりしています(確定日付)。クーリングオフでは、8日間あるいは20日間などとクーリングオフできる期間に制限があります。内容証明郵便は、その期間内に解約通知を送付すれば、そのことが証明されますので、この点でも確実です。
このように、内容証明郵便はうまく利用すれば、大変有効な手段ですが、いざ自分で書こうと思っても、どう書いたら良いか分からない方もいらっしゃると思います。そんなときは行政書士などの専門家に依頼されるとよろしいでしょう。
最終更新日::2008年01月06日